長い歴史とともに進化してきたもの。生活の必需品から縁起物としてなど、その役割は様々です。今回は、歴史や北九州で愛される工芸品をご紹介します。
長い歴史を生きてきた工芸品
■ 門司港もだん手拭い
日本人が長い間愛用してきた「てぬぐい」。江戸時代に入り綿織物が普及するとともに、広く庶民の必需品になっていきました。タオルよりも肌にソフトで、使い勝手の良い優れものです。乾きやすく、かさばらないので旅行に便利で、使い込むほどに味わいが増します。
門司港にゆかりのあるものが描かれたモダンなデザインは、ハンカチやタオルとしてだけではなく、お土産屋お祝いのギフトとしてもおすすめです。
■ ふぐ土鈴(白石土鈴)
土鈴(どれい)とは、粘土を焼成して作られた土製(やきもの)の鈴のことで、縄文時代の遺跡や古代の祭祀遺跡から発見された楽器と言われています。
郷土玩具や魔除け、縁起ものとして作られるようになり、小倉の土鈴は比較的小ぶりのものが多く丁寧な彩色と音の良さが評判です。
贈り物に、話題づくりのきっかけに
歴史を重ねて変化してきたデザインを楽しむのも小粋ですね。自分の好きなデザインを見つけて、大切な人に贈るのもおすすめです。